「食への感度が高い」軽井沢から新ブランド展開スタート 出来たてフレッシュチーズをレストランや移動販売で提供
佐久市に工場がある明治(東京)は、フレッシュチーズの新ブランド「FRESH CHEESE STUDIO(フレッシュチーズスタジオ)」を立ち上げ、北佐久郡御代田町で31日、先行体験会を開いた。6~8月に同郡軽井沢町で実証店舗を開いた上で、秋ごろに東京都内で本格的な店舗展開を目指す。 【写真】軽井沢の実証店舗で「フレッシュなおいしさを届けたい」
新ブランドは国産生乳の魅力を引き出そうと、北海道十勝地方の生乳を「カード」と呼ばれるチーズの素にして出荷。飲食店などでフレッシュチーズに仕上げ、出来たてを味わってもらう。
実証店舗は「食への感度が高いエリア」として第1弾の出店先を軽井沢町に定めた。6~7月に同町長倉の「離山サロン」で期間限定レストランを開き、フレッシュチーズを使ったメニューを提供。その後、旧軽井沢エリアで「移動式チーズ工房」(キッチンカー)での販売も計画する。
新ブランドは明治の「社内新規事業創発」の取り組みから誕生。社員が起業家支援などのゼロワンブースター(東京)に出向して開発を進めてきた。体験会で藤本和英ブランドマネージャーは「出来たての生乳のフレッシュなおいしさを届けたい」と語った。