腰痛持ちさんに「はきやすい靴」をおすすめしたら皆がファンに!おしゃれと快適さは両立できる
『わたし史上最高のおしゃれになる!』『お金をかけずにシックなおしゃれ』などの著書があるファッションブロガー小林直子さんが、愛用しているアイテムをご紹介します。 【画像】ほかの靴をはけないぐらいにはきやすい!フィットフロップのサンダル
骨折がなおって革靴で出かけたら大変なことに…
ちょうど去年の今ごろのことです。私は階段で転んで、足の甲にひびが入ってしまいました。ひびであっても骨折です、と整形外科で言われてから、足首をシーネという装具で固定し、包帯をぐるぐる巻いた状態から、次には靴下の上からサポーターを巻く日々を過ごすこと5週間。 整形外科で、もう来なくていいですよと言われても、足はそう簡単には元に戻りません。元に戻ったと判断されたのは骨の部分であり、筋肉その他はそうではないのです。 骨折してから3か月後、そろそろ革靴をはいて遠出をしても大丈夫だろうと考えて、ちょっと「格好つけた靴」で都内まで出かけ、友達と美術展めぐりなどをすることにしました。私が「格好つけた靴」と呼んでいるのは、ヒールが少し高かったり、革張りで薄いソールの靴のことです。 そんな「格好つけた靴」で出かけた私は甘かった。都内でも階段は使わずエレベーターやエスカレーターをなるべく使う、ロマンスカーに乗るなど対策をとったにもかかわらず、家に着いたら脚は棒のよう。猫に餌をやるためにしゃがむのも一苦労です。 驚いたのは翌朝です。脚と腰ががちがちで、起きるのも大変なぐらいになっていました。
夏になりコンフォート系のサンダルの出番
これは大変。私が思っていた以上に、運動機能は回復していません。 何より悪かったのは、足首の柔軟性を失っていたこと。かかとが90度になるように2か月近く固定していたため、足首が固まったままで、柔軟に曲がらないのです。 これでは当分のあいだ、「格好つけた靴」による遠出は無理。そう判断して、そこからはお出かけは歩きやすい革靴のスリップオンかブーツにすることにして、春まで過ごしました。 さて次に夏シーズンのスタートです。ここからはフィットフロップのサンダルの出番です。 私がフィットフロップのサンダルをはき始めてもう10年ぐらいでしょうか。今でこそたくさん売られているコンフォート系のサンダルですが、10年前はまだその数も少なく、またおしゃれなもの、買いたいと思えるものはほとんどありませんでした。 コンフォートシューズといえば、どちらかというとほっこりしたかわいらしいデザインのものか、病院の待合室でお年寄りの方々が安全のためにはいている、あの独特のデザインでした。