「新中式」ファッションが流行 春節連休明けの出勤で目立つ 中国
【CNS】春節(旧正月、Lunar New Year)連休明けに流行のスタイルで出勤することは、中国の若者たちの楽しみの一つ。今年は「新中式」と呼ばれる綿入れの漢服風の上着とエプロンのような中国風スカート「馬面裙(Horse Face Skirt)」が人気のようだ。 中国の紅白歌合戦に相当する「春節連歓晩会」のリハーサル公開時から、俳優の楊冪(Yang Mi)が着た新中式の衣装は人気を博した。 春節連歓晩会の本番ステージでも漢服などを着た俳優たちが注目され、SNSのトレンドに入った。 ステージの外でも新中式は人気。楊冪さんが春節連歓晩会の衣装に似せた新中式の服を1人2着限定で2月29日まで売り出したところ、1か月で数千枚が完売した。 中国風スカートの馬面裙も都会から田舎までで人気があり、ネットショップでは売り切れが続いている。 「今年、春節を祝うために村に戻ると、多くの子供たちが美しい馬面裙と漢服を着ていました」などと中国のSNS上に書き込まれている。 中国メディアによると、伝統服の生産地である山東省(Shandong)曹県では、馬面裙を中心に伝統服の売上高は3億元(約60億円)を超えた。曹県の業者によると、生産が受注に追いつかず、実店舗舗の売り上げも数十倍に達しているという。 漢服業界で6年間働いている女性は、「今では中高生も漢服を買い始め、私の母校にも漢服クラブができました。子育て世代の母親たちにも人気は広がっています。家族で漢服を着て出かけるスタイルも人気です」と語る。(c)CNS/JCM/AFPBB News ※この記事は、CNS(China News Service)のニュースをJCMが日本語訳したものです。CNSは1952年に設立された中華人民共和国の国営通信社です。