J1得点歴代2位の興梠慎三が選ぶ自身のベストゴールは?「これがプロの技。そこしかなかったですね、コースが」
得点の秘訣は相棒と遊び心
2024シーズン限りで現役を引退した元日本代表FWの興梠慎三氏が、1月4日にテレビ東京系列で放送されたサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。自身のベストゴールを選んだ。 【動画】興梠慎三が自画自賛した絶妙なループ弾! J1通算得点ランキングで2位となる168ゴールをマークした興梠氏は、自身が決めた最高の得点に、浦和レッズでプレーしていた2019年7月のJ1第18節・ベガルタ仙台戦(1-0)の決勝点を挙げる。 42分、武藤雄樹のスルーパスに抜け出してそのままボックス内に侵入。相手GKシュミット・ダニエルとの1対1で、右足で放ったループシュートでネットを揺らしてみせた。 このビューティフルゴールについて興梠氏は「これがプロの技。そこしかなかったですね、コースが」と胸を張る。当時は、ループシュートの練習をよくしていたという。 そんな高度な得点を数多く決めてきた38歳は、何を心がけていたのか。同番組に出演し、かつて浦和で共闘した元日本代表FWの李忠成氏にストライカーとして大切な点を問われると、こう答えた。 「点を取るだけにフォーカスすると、相棒を見つけるのが一番。分かり合える人は、すごく大切。あとは、遊び心を忘れない。ああいうループだったり、なかなか強いシュートは打たないのですけど、遊び感覚でやると自分も楽しいです。ループを外したらやっぱり(マイナスな意見を)言われますし、決めたら『凄い』と言われますし、紙一重なのですけど、そういう遊び心は常に大事だと思います」 希代のストライカーが、ゴールゲットの秘訣を明かした。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部