あなたの知らない“暗算の世界” 暗算王国・北海道!日本一29歳に暗算界期待の新星・高校生も
そんな浅野さんが得意とするのは「フラッシュ暗算」。 (浅野貴弘さん)「74万3433です」 次々と表示される数字を瞬時に足していく競技です。
8月8日に開催された全国大会で、浅野さんは見事日本の頂点に立ちました。 浅野さんがそろばんを習い始めたのは小学生の頃。 母親が自宅で営むそろばん教室で習ったのがきっかけでした。
北海道は“暗算王国” そのワケは…?
教室の中に入るとたくさんのトロフィーや盾が並んでいました。 (浅野貴弘さん)「実際にはあと5倍くらいあります。多分トロフィーと盾あわせて400~500個は獲ってきているかなと思います」 数々の実績は、圧倒的な練習量の成果です。
社会人になってからも、大会前は1日4時間の練習を重ねているといいます。 (浅野貴弘さん)「なんだかんだいっても競技が一番好きなので、そこで結果を出した時の達成感・感動というのは、大会の映像のガッツポーズなんかを見ていただいたらよくわかると思うんですけど、ああいう経験を1人でも多くの人にしてもらえたら」
実は、北海道は全国的に見ても暗算競技の強豪というのをご存じでしょうか。 暗算の最高段位・十段を持っている人の数は、北海道がなんと2位に入っているのです。 なぜ北海道がここまで強いのかー
それを探るべく、札幌のそろばん教室を訪ねました。 (若松尚弘先生)「願いましては、8兆7579億8659万3874円也」 この教室には十段を持つ生徒が14人も在籍しています。
そのうちの一人、高校1年生の永井悠聖さん。 暗算界で注目される期待の新星です。
15歳以下のそろばん日本一を決める全国大会。 永井さんは割り算や掛け算など6種目でスピードと正確さを競う総合競技に挑戦しました。 その結果はー
「第1位、永井選手!」 なんと全問正解で優勝!日本一に輝いたのです。
電卓片手に50代が暗算日本一高校生に挑戦してみた
その実力はどれほどのものなのか、私、宮永が電卓を使って勝負を挑みます。 計算問題は、6桁と6桁の掛け算を3問。 果たして日本一の実力とはー