中国南部の原子力発電所で新しい発電ユニットが稼働開始
【東方新報】国産の第3世代原子炉「華龍1号(Hualong One)」を使用した新しい原子力発電ユニットが25日、中国南部の港湾都市・防城港市(Fangchenggang)で発電を開始した。 この発電所の運営会社で国内最大の設備容量を有する中国広核集団(CGN)の発表によると、4号発電ユニットは、25日の午前8時に168時間の試運転を無事終了し、商業運転に移行するという。 「防城港原子力発電プロジェクト」は、合計6基の原子力発電ユニットを計画している。6基のうち最初の2基は2016年に稼働し、3基目は23年に稼働を開始している。 3号機と4号機は、いずれも第3世代「華竜1号」を使用しており、年間200万人の電力需要を満たすと同時に、発電用標準炭消費量を540万トン以上削減し、二酸化炭素排出量を年間約1483万トン削減することが期待されている。(c)東方新報/AFPBB News ※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。