古川橋駅前、再開発に着手…門真初のタワマンは26年完成予定
京阪電鉄不動産、住友不動産、ミサワホームの3社は20日、大阪府門真市の京阪電鉄・古川橋駅前の再開発事業に着手したと発表した。同市で初となるタワーマンションなどを建設する。京阪グループは人口減少で鉄道事業の成長が見込めないことから、不動産事業などの強化を急いでいる。
一帯は古くからの住宅街で、土地区画整理事業に伴い再開発を行う。タワーマンションは地上41階建て(総戸数648戸)で2026年に完成する。商業施設や図書館と文化会館が一体になった施設なども整備する。大阪市中心部の淀屋橋駅まで20分で行ける利便性の高さを生かし、家族層などを呼び込む狙いがある。
京阪グループは、京阪沿線のほかの駅前でも再開発を進めている。枚方市駅(大阪府枚方市)では6月、280億円を投じて開発した駅直結の複合ビルが開業した。三条駅(京都市東山区)でも、ホテルや商業施設が入るビルの建設を検討している。