垂れ尻をぷるんとした桃尻に!座りながら今すぐできる簡単トレーニングとは
垂れ尻が体に及ぼす影響
年齢を重ねたことや日頃の癖、生活習慣などによってお尻の筋力が衰え、お尻の位置がどんどん下がってしまうと、日常生活を送るうえでさまざまな支障が出る可能性があります。 ここでは、垂れ尻が体に及ぼす影響について詳しく紹介します。 ■ピーマン尻になる お尻が垂れることでもっとも気になるのは、見た目の問題という人も多いのではないでしょうか。 そもそも垂れ尻とは、お尻の下の部分が垂れ下がって太ももとの境界がわかりにくくなった状態のことです。全体的にハリがなくお尻の位置自体も低くなるため、下着の下からお肉がはみ出してしまうこともあります。 さらにお腹からお尻、腰まわり、太ももまでお肉が付くと、お尻が横に広がるだけでなく、下の部分が垂れ下がって全体的に四角く見える「ピーマン尻」になることも。 このまま放置すると、お尻の内側にお肉がなくなって下半身のお肉まで垂れてしまうため、早めの対処が必要です。 ■骨盤底筋が衰える 「骨盤底筋」とは、お尻の筋肉の近くにあり、骨盤の底で子宮や膀胱、直腸など骨盤内の臓器を支えるハンモック状の筋肉です。排尿や排便のコントロールも行っています。 骨盤底筋は、お尻の筋肉や太ももの筋肉、お腹の筋肉と連動して動くため、お尻の筋肉が衰えると骨盤底筋も弱ってしまいます。 骨盤底筋が衰えると、膀胱や子宮などの骨盤内の内臓が下がって尿漏れや頻尿の原因となったり、骨盤臓器脱(膀胱脱・子宮脱・直腸脱)が起きることもあるため、日頃からお尻の筋肉とともに骨盤底筋も鍛えることが大切です。 ■太りやすくなる お尻の筋肉が衰えると、基礎代謝が低下して太りやすくなります。 基礎代謝とは、体温の維持や呼吸など、寝ているときでも自動的に行われている活動で、生きていくために必ず消費されるエネルギーのことです。 基礎代謝は筋肉量が多ければ多いほど高いといわれています。お尻の筋肉は下半身を構成する筋肉の中でも特に大きいため、お尻が垂れてしまうほど筋力が衰えているということは、基礎代謝も低下している可能性があります。