長野県東筑摩郡生坂村特産のハチクで竹細工 瀧澤龍一さん道の駅で販売
長野県東筑摩郡生坂村上生坂の瀧澤龍一さん(72)が今秋、道の駅いくさかの郷の直売所で、村特産のハチクを加工した竹細工の試験販売を始めた。瀧澤さんは村内有志2団体の役員で、竹林整備につながる利活用を長年模索している。道の駅の利用客に、仲間と考案した竹細工が「生坂のおみやげ」として通用するか需要を探る。 太い竹の側面に穴を空けて明かりを演出する「竹とうろう」と、トンボを模したやじろべえ「バランストンボ」、短冊状の竹炭をつるした「竹炭の風鈴」の3種類を、今月中旬から1個税込み2000円で試験販売している。 風鈴の竹炭は、会長を務める「お父さん頑張る会」が水浄化や土壌改良用に長年焼いている物だ。トンボは、頑張る会が毎年研修に訪れる相模女子大学(神奈川県)の農泊体験用に昨年開発した。竹とうろうは20年近く前に立ち上げた「ほたるの里の会」のほたるまつり(上生坂)を盛り上げようと作った。 実際に売れるかどうかは不透明だが、製作体験では好評だったといい、瀧澤さんは「道の駅で売れるようなら仲間が作った分も並べたい。竹林整備の促進につながれば」と願う。 問い合わせは道の駅いくさかの郷(電話0263・69・1930)へ。
市民タイムス