ソフトバンクは山川ブレーキで26イニング連続無得点 小久保監督「点が入らないと…」
DeNA7-0ソフトバンク(31日、日本シリーズ第5戦) 打線を牽引(けんいん)してきた主砲にブレーキがかかり、ソフトバンクがまさかの連続完封負けを喫した。不動の4番・山川が六回、八回と2度走者を置いて打席に立った場面で、いずれも低めの変化球にバットが空を切り、連続三振に倒れた。 【写真】小久保監督「3つ負けられると言って3つ負けてしまった」 本拠地で3戦連続無安打。頼みの大砲が沈黙した打線は、最後まで息を吹き返せなかった。それでも主砲は「(重圧を感じることは)意味がない。それを思っていて結果が出たことはない」と語り「微調整が必要。どこまでいっても(大事なのは)技術」と心を揺らすことはなかった。 圧倒的強さを誇った今季だが、最後の本拠地3連戦で3連敗。しかも第3戦の二回以降、26イニング連続無得点という結果に、小久保監督は「点が入らないと盛り上がらないので、そこはちょっと…」と珍しく歯切れが悪かった。 投手陣もDeNA打線に打ち込まれて完敗。崖っぷちに立たされた指揮官は「もう負けられなくなった。そういうこと」と懸命に顔を上げた。(大石豊佳)