【MotoGP】イタリア人のマリーニ、でもその働き方は「ドイツ人のよう」とホンダのチームマネージャー驚き
ルカ・マリーニは昨年限りでVR46を離れ、今季からレプソル・ホンダへ加入した。チームマネージャーのアルベルト・プーチは、この新加入のライダーの働き方に驚かされていると話した。 【ギャラリー】2024年のレプソル・ホンダはカラー一新! マリーニは2021年にMotoGPクラスへ昇格。兄のバレンティーノ・ロッシがオーナーを務めるVR46で3年間戦い、昨年は表彰台も獲得した。 マルク・マルケスのホンダ離脱に伴い、急遽VR46を離れてホンダ入りを決めたマリーニ。2月19日から始まった2度目のプレシーズンテスト初日、マリーニは僚友ジョアン・ミルから0.6秒遅れの19番手タイムとなった。 今はホンダ自体が苦戦からの立ち直りを目指している状況にあるが、プーチはそうした中で加入してきたマリーニのフィードバックや仕事のやり方などを高く評価している。 「ルカは非常に興味深い仕事の方法論を持っているね。彼はとても秩序立った人物で、ドイツ人のようだよ。多くのメソッドを持ち合わせており、言うまでもなく速い」 プーチはカタールテストに先立って行なわれたAutosport/motorsport.comの独占インタビューにそう答えた。 「彼はかなり異なるバイクから移って来たわけだが、我々は彼のコメントの明確さや、何を好んで何を好まないのかといったことに驚かされた」 「彼は自身のプライオリティを非常に明確に体系化している。それに加え、問題を強調するだけではなく、解決策も提案しているんだ」 マリーニはホンダ加入にあたり2年契約を締結している一方、チームメイトのミルは2024年で一度契約が満期を迎えるため、今年は今後のキャリアのためにも重要なシーズンとなる。 プーチはミルについて「一歩前進することを期待している」と語っており、さらにこう続けた。 「彼は新型バイクをより気に入っているし、今年は自分にとって非常に重要な年だということも理解している。彼は必要とするサポートをすべて受けられるだろう」 「我々はミルが非常に速いライダーだと今も考えている。我々がこのバイクでやろうとしていること全てから、ミルは一歩を踏み出してくれるはずだし、それが期待していることだ」
Oriol Puigdemont