マカオ歴史市街地区にあるモンテの砦から望む町並み（資料）＝2020年4月本紙撮影

　マカオ政府統計・センサス局は9月26日、今年（2024年）8月及び1～8月の商品貿易統計を公表。 　今年1～8月の対外商品貿易総額は前年同時期から8.1%減の1019.8億パタカ（日本円換算：約1兆8356億円）だった。財貨（物）輸出総額は7.1%増の89.4億パタカ（約1609億円）で、このうち再輸出が8.6%増の79.6億パタカ（約1433億円）、マカオ製の製品の輸出が3.2%減の9.9億パタカ（約178億円）。財貨（物）輸入総額は9.5%減の847.4億パタカ（約1兆5253億円）となり、財貨（物）貿易赤字は94.9億パタカ（約1708億円）縮小の757.9億パタカ（約1兆3642億円）に。 　今年1～8月の輸出先別では、香港が1.6%増の62.8億パタカ（約1130億円）、EUが44.9%増の1.5億パタカ（約27億円）だった一方、中国本土は13.3%減の5.1億パタカ（約92億円）、米国が32.7%減の2.1億パタカ（約38億円）。品目別では、紡績品・衣料が18.8%増の10.6億パタカ（約191億円）、非紡績商品についても5.7%増の78.9億パタカ（約1420億円）。 　輸入品の原産地別では、EUが17.3%減の252.6億パタカ（約4546億円）、中国本土が2.6%減の250.1億パタカ（約4501億円）、日本が6.2%増の60.0億パタカ（約1080億円）。輸入元別では、香港が13.0%減の662.3億パタカ（約1兆1918億円）、中国本土が4.2%増の139.4億パタカ（約2509億円）。品目別では、消費財が15.1%減の606.4億パタカ（約1兆0912億円）。このうち食品・飲料が12.6%減の142.2億パタカ（約2559億円）、衣料品・靴類が3.5%減の83.6億パタカ（約1504億円）、ゴールド製ネックレスが25.0%減の69.2億パタカ（約1245億円）。このほか、燃料・潤滑油は14.4%増の52.8億パタカ（約950億円）、携帯電話は31.2%減の22.2億パタカ（約399億円）、建築資材は31.8%減の14.3億パタカ（約257億円）。 　今年8月単月では、財貨（物）輸出総額が前年同月から17.2%増の11.6億パタカ（約209億円）。再輸出は22.1%増の10.3億パタカ（約185億円）で、非ダイヤモンド製ネックレスと香水がいずれも1.8倍増、酒類とカジノ用製品はそれぞれ68.3%、50.6%減。マカオ製の商品の輸出は12.0%減の1.2億パタカ（約22億円）となり、このうち医薬・有機化学製品とコンフェクショナリーがそれぞれ62.1%、17.6%減、銅・銅製品は25.3%増。財貨（物）輸入総額は7.4%減の104.1億パタカ（約1874億円）。このうちゴールド製ネックレスとコスメ・スキンケア用品がそれぞれ49.5%、25.9%減、カジノ用製品、小型車はそれぞれ91.3%、12.9%増。単月の貨物貿易赤字は92.6億パタカ（約1667億円）。