「やればできる」がモットーだった…家族4人が犠牲に 警察官の男性が挑んだフルマラソンと、元日に訪れた場所 能登半島地震
大間さん 「うちの家族のモットーは『やれば出来る』というモットーがあったので。何か自分の人生の中で目標というか、生きる道しるべを見つけられたら、そういういいきっかけにできたら良いなという思いがあります」 臨んだのは、10月に開催された金沢マラソン。家族の写真を胸に、頑張っている父の姿を天国の妻や子どもたちに見せたい。 6年ぶりに挑戦したフルマラソンは、無事完走することができました。 ■あの日土砂崩れが起きた場所へ 『ただいま』『ありがとう』『ごめんね』 12月中旬、決めたことがありました。それは、これまで行くことのできなかった珠洲市の現場へ向かうことです。 大間さん 「魂みたいなのはきっとあっちにいるんじゃないかなって」 そして2025年 元日の朝。大間さんの姿は家族4人が土砂崩れに巻き込まれた場所に。 妻・はる香さんの実家があったこの場所であの日、家族で過ごしていました。語りかけた言葉は『ただいま』『ありがとう』『ごめんね』…。 家族と乗っていた車を見つけました。 大間さん 「これですね…」 チャイルドシートも残されたままでした。 大間さん 「当時 楽しかった時のことを思い出したりだとか、家族のことを少し感じられる気持ちにもなった。来てみて手を合わせてみて、気持ちが少し楽になったかなというのはあります」
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