マカオ司法警察局がIR及びホテル10施設に感謝状…防犯情報発信と事件解決につながる捜査協力評価
マカオ司法警察局は10月18日、同月17日午後に司法警察学校で地元ホテル業界との合同会議を開催したことを明らかにした。 会議の中で、今年に入って以降もマカオのツーリズム業界が回復を維持し、多くの旅客がホテル、統合型リゾートを訪れ、カジノ内の人流も密となる中、ホテル業界との交流と協力関係を一層深め、ホテル内及び周辺で発生する犯罪や違法行為を共同で防止・撲滅することを目的としたホテル業界治安通報メカニズム」セミナーが開催され、統合型リゾート(IR)及びホテル74施設から76人の代表者が参加。 セミナーでは、警察からマカオのホテル・カジノでよく見られる違法行為や犯罪の事例とその防止策、マカオにおけるネットワーク犯罪の概要と詐欺対策の取り組みが紹介されたほか、ホテル内外における最新の犯罪・治安情勢、官民協力メカニズムの改善、ホテル警備の強化、フロントラインでの業務に従事するスタッフの防犯意識と対応能力の向上策などについて意見交換が行われたという。
また、積極的な防犯情報の発信や治安情報の提供に加え、捜査協力によりホテル内で発生した殺人、強盗、詐欺、マネーロンダリング、薬物、売春などの事件解決に寄与したとし、IR及びホテル10施設に対して感謝状を授与したとのこと。 同局では、今後もホテル業界との連携体制の改善、コミュニケーションと協力関係の強化、ホテル周辺における治安状況のモニタリング、適時の適切なターゲットに対する取り締まりの実施などを通じ、ホテル業界と手を携えてマカオの社会秩序維持、観光都市としてのイメージ保護に努めるとした。