ラッシュフォード3試合連続ベンチ外はマン・U上層部も支持?一方「1月の移籍は困難になる」との指摘も
マンチェスター・ユナイテッドの上層部は、FWマーカス・ラッシュフォードに関して指揮官の決断を支持しているようだ。 【順位表:プレミアリーグ】 マンチェスター・Uの下部組織出身で、これまで公式戦426試合で138ゴールを奪ってきたラッシュフォード。FAカップとリーグカップを2回制覇、ヨーロッパリーグ優勝も経験すると、昨年には2028年までの長期契約を結んでいる。しかし、近年ではピッチ上でのパフォーマンスに加え、ピッチ外での行動に批判が集中。エリック・テン・ハーグ前監督の下では、3度にわたって規則違反による先発落ちやベンチ外の処分を受けていた。 そして、ルベン・アモリム監督の下で迎えた15日のマンチェスター・シティ戦(2-1)でもメンバー外となり、指揮官は振る舞いに対して不満を示唆。すると17日、ラッシュフォード本人は「新しい挑戦、次の一歩を踏み出すための準備はできている」と退団も匂わせ現地で物議を醸した。現在は公式戦3試合連続でメンバー外となっており、1月の退団が近づいているとも伝えられている。 これまでアモリム監督は、選手選考については自身の決断であることを強調しており、ボーンマス戦(0-3)後にも「これは私の決定であり、これからもずっとそうだ。これは選択なんだ。私は選手の最高のプレーを見たいし、色々な選手で色々なことを試している」と主張している。そして、上層部も指揮官の判断を尊重しているようだ。 イギリス『テレグラフ』によると、フットボール部門の実験を握るジム・ラトクリフ卿ら上層部は、ラッシュフォードの状況に関してアモリム監督に委ねている模様。起用に関する圧力はかけず、指揮官の決断を尊重する考えであるという。そのため、ラッシュフォードのベンチ外についてクラブ上層部も支持していると伝えられている。 一方で同メディアは、ラッシュフォードの欠場が続けば「1月の移籍は難しくなる」とも分析。マンチェスター・U側は移籍金を4000万ポンド(約79億円)と評価し、さらに同選手の週給は32万5000ポンド(約6400万円)とされているが、高額な要求から移籍先を見つけるのが困難であることも指摘されている。今後の動向に注目だ。