知念里奈さん(42歳)振り返る再婚「長男が引っ張ってくれました」|STORY
夫とのキューピットは長男!長男が先導してくれた再婚への道のり
夫と私の出会いは舞台共演。仕事仲間としてたまにご一緒していて、長男が生まれる前から知っていました。離婚してから夫と仕事以外で偶然に会うことが重なった時期があり、話してみるとお互い共通点もあって距離が縮まったんです。長男も昔から楽屋ですれ違っていたことがあり、自然に一緒に過ごすようになりました。3人での生活はすぐではなかったんですが、そこにいくまでに結構長男が私たちを引っ張ってくれました。 ある日長男と2人でいる時、突然長男が「ママ決めたよ!」と言ってきました。「僕はもう決めた」、それは、自分のパパを夫に決めたということ。長男は、「素敵な人を見つけたら教えてね」と2人で話したあの日のことを覚えていたんです。実際私たちも彼の後押しもあり、家庭を持とうと話し合いました。ある3人で過ごしていた日の帰り際に、長男がもじもじしていることがありました。なんだろうと思って聞いたら「(夫のことを)パパって呼びたい!」って言ってきたんです!その時は本当に嬉しかった。夫も「そうか、パパになるのか…」と感じてくれ結婚に向かっていきました。そしてお付き合いの期間を経て結婚したとき、長男は苗字が変わるってとても喜んでくれました!
「僕は一人だから」。長男が号泣した日
\長男12歳次男5ヵ月、沖縄に帰省中、ビーチにて/ 再婚してから長男は赤ちゃんが欲しいと言っていたんですが、実際に第2子の次男が生まれてからが長男の一番の反抗期でした。長男が12歳の時、干支が一緒で一回り違う、年の差兄弟の誕生。次男出産時は喜んではくれましたが、とにかく態度が悪くて反抗的だったんです。その後長男が中2になると、荒れ方はピークを迎え、これまでの長男の子育てで、いちばん辛い時でした。 ある日、長男がわーっと泣いたことがありました。 「悔しいんだ~!!」「(生まれてくる子が)ふたりの子どもってことが僕は悔しい」「僕は一人だから」と。生まれたてでまだ小さく言葉も喋らない赤ちゃんに対して、すごくジェラシーを感じて、ずっと孤独に思っていたんだな…と、彼を抱きしめてあげました。そして長男に「一番(あなたが)大切なのよ」と話し寄り添ったら、す~っと戻ってきてくれました。彼に「一番大切」ということは、今でも言い続けています。