【富裕層の特徴】4選!お金の使い方で大切なポイントは?現役FPは見た
日銀が2024年9月19日に発表した「資金循環統計」によると、6月末時点の家計の金融資産は、2212兆円でした。 ◆【富裕層のピラミッド】日本に富裕層は意外に多い!ここ数年は増加傾向に 株高で株式や投資信託の含み益が増えて過去最高額を記録したことから、富裕層とされる人も増えたでしょう。 では、富裕層にはどのような特徴が共通して見られるのでしょうか。 今回は、富裕層の世帯数や特徴について解説します。 記事の後半では、富裕層から学べるお金の増やし方を解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
富裕層とは?
富裕層の定義や世帯数の推移について、株式会社野村総合研究所(野村総研)の調査から確認しましょう。 ●富裕層の定義 富裕層は、純金融資産の保有額が1億円以上の世帯を意味します。 ・純金融資産:金融資産の合計額から不動産購入に伴う借入などの負債を差し引いた額 野村総研の調査では、純金融資産を保有している世帯のうち、その金額が1億円以上5億円未満を「富裕層」、5億円以上を「超富裕層」と定義しています。 超富裕層と富裕層の世帯数は、2021年時点で以下のとおりでした。 ・超富裕層:9万世帯 ・富裕層:139万5000世帯 では、富裕層の世帯数がどのように推移しているのか確認しましょう。 ●富裕層の世帯数の推移 超富裕層と富裕層の世帯数は、2013年から増加傾向にあります。それぞれの世帯数の推移は、以下のとおりです。 【超富裕層】 ・2005年:5万2000 ・2007年:6万1000 ・2009年:5万 ・2011年:5万 ・2013年:5万4000 ・2015年:7万3000 ・2017年:8万4000 ・2019年:8万7000 ・2021年:9万 【富裕層】 ・2005年:81万3000 ・2007年:84万2000 ・2009年:79万5000 ・2011年:76万 ・2013年:95万3000 ・2015年:114万4000 ・2017年:118万3000 ・2019年:124万 ・2021年:139万5000 2021年は、超富裕層と富裕層の世帯数が最多となりました。 以上から、日本の富裕層は徐々に増加しています。では、富裕層に共通しているポイントについて確認しましょう。