藤浪晋太郎がメッツと年俸335万ドル(約5億円)+85万ドル(約1億2500万円)出来高払いの1年契約で合意
オリオールズからフリーエージェント(FA)になっていた藤浪晋太郎(29)が、メッツと年俸335万ドル(約5億円)プラス最高85万ドル(約1億2500万円)の出来高払いで1年契約で合意したと2日、米の複数メディアが報じた。メッツには昨年12勝をマークする活躍を見せた千賀滉大(31)が所属している。 【画像】「ノーバンに見えた!」乃木坂46の向井葉月さんが西武始球式で感涙
1年で価値は下がらず
藤浪のメジャー2シーズン目の所属チームが決定した。昨季ナリーグの東地区4位に沈み、プレーオフ進出を逃したメッツだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が、第一報を報じたもので、契約は1年で335万ドル(約5億円)。最大85万ドル(約1億2500万円)の出来高払いが設けされているという。また同紙のジョエル・シャーマン記者によるとメッツはリリーフ陣強化の切り札として三振の取れる藤浪を獲得。 「契約に特別な条項は盛り込まれておらず、メッツは藤浪をマイナーに降格させることもできる」そうで、マイナー拒否権やトレード拒否権は付随されていないシンプルな契約だという。 メッツは、富豪オーナーのスティーブ・コーエン氏の豊富な資金力に支えられているチームで、今オフには山本由伸の獲得に本腰を入れ、コーエンオーナーが早々と来日して山本ファミリーと会食交渉を行い、各球団との交渉が大詰めを迎えた際には、ニューヨークの自宅に招待してディナー会談を行うなどし、ドジャースと同等の条件をオファーしていたが、最終的にドジャースに敗れていた。 昨年は大量補強をして勝負を挑んだものの夏場にはプレーオフ進出の望みが絶たれ、シャーザーやバーランダーを放出。オフにはカルロス・メンドーサ氏を新監督に迎えるなどチームの立て直しに向けて再スタートを切っていた。 藤浪は、阪神からポスティングシステムを使ってアスレチックスと1年325万ドル(約4億8000万円)で契約。メジャー1年目の昨季は、そのアスレチックスで先発としてスタートしたが、4度の先発で0勝4敗、防御率14.40と結果を残せず、ブルペンに配置転換され、そこで持ち味を発揮。160キロを超えるストレートとスプリットを武器に高い三振奪取率を誇り、7月にはプレーオフ進出を目指していたオリオールズへトレードされ、セットアッパーとして存在感を示した。 昨季は、最終的には64試合に登板して79イニングを投げ、7勝8敗2セーブ、5ホールド、防御率7.18、83奪三振の成績だった。 藤浪は性格的にチーム環境に左右されるタイプではないが、メッツには昨季“お化けフォーク”を武器に、サイヤング賞の候補にまであがる活躍を見せた千賀が、先発の重要な位置にいて、チームに溶け込みやすいだろう。千賀ー藤浪のリレーで勝利に貢献するシーンも見られるかもしれない。
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