見頃を迎えたミヤマキリシマを楽しむ登山客＝玖珠町の万年山

　大分県玖珠町の万年山（はねやま）（1140メートル）で19日、第75回山開きがあった。好天に恵まれて約1800人が訪れ、見頃を迎えたミヤマキリシマと新緑を眺めながら山歩きを楽しんだ。 　安全を祈願する神事の後、2カ所の登山口で記念ペナントと紅白餅を配った。大型バスで来たツアー客も多く、特にミヤマキリシマの群生地は見物客でにぎわった。 　宇佐市四日市の会社員瀬々結加里さん（33）は「初めて来たが、群生は予想以上の規模。きれいな花に囲まれての食事は最高です」とうれしそうだった。 　町観光協会によると、ミヤマキリシマは八分咲きで、ここ数日で満開となる見込み。今月いっぱいは楽しめそう。