『ワンピ』ボニーは10人目の仲間になるか?「動機は十分」「法則から外れる」
「数字の法則」に絡めたもうひとつの可能性
とはいえ、ボニーの能力は「トシトシの実」とされており、数字の語呂合わせに変換すると「10・4・10・4」に対応します。「数字の法則」でいうと「ヒトヒトの実」や「ヨミヨミの実」と被っているため、やはり仲間入りの可能性は低いのかもしれません。 そこでファンの間で考察されているもうひとつの可能性として、「くまが命を落とした後、復活したニキュニキュの実を麦わらの一味の誰かが食べる」という説もあります。この考察においてキーマンとなっているのが、麦わらの一味の船大工である「フランキー」でした。 フランキーはくまと同じ「サイボーグ」であり、さらにいえば「数字の法則」と「手配書」に伏線らしきものも読み取ることができます。まず、麦わらの一味の悪魔の実が示す数字を「56」「110」「87」「43」で表すと、すべて足した数は「296」です。奇しくも「くま」が「王下七武海」に入る直前の懸賞金は「2億9600万ベリー」でした。さらに「296」と「29」を足すと、合計は「325」となります。 現在フランキーの手配書の顔写真は、本人の顔ではなくサウザントサニー号であり、「325」の語呂合わせで考えることもできます。すなわち手配書のサニー号は、フランキーこそが「ニキュニキュの実」の能力者になるという未来を示唆している……というわけです。そう考えると、すでに麦わらの一味のメンバーは全員揃っており、新たに仲間が増えることはないのかもしれません。 もちろん今のところ推測の域を出ない話ではありますが、物語が大きく動き出した今、その答え合わせができる日はそう遠くないでしょう。果たしてボニーは仲間になるのか、ならないのか、今後の展開に期待が膨らむばかりです。
ハララ書房