京都・祇園祭はじまる 長刀鉾の稚児らが八坂神社で祭りの無事祈る
日本三大祭りの一つ、京都・祇園祭が1日はじまった。前祭(さきまつり)の山鉾(やまほこ)巡行(17日)で先頭を進む長刀(なぎなた)鉾の稚児らが八坂神社(京都市東山区)で「お千度(せんど)の儀」に臨み、祭りの無事を祈った。 【写真】祇園祭の「お千度の儀」で八坂神社を参拝する稚児=2024年7月1日午前9時59分、京都市東山区、有元愛美子撮影 祇園祭は八坂神社の例祭で、疫病を鎮めるため平安時代の869年に始まったとされる。31日まで様々な神事がある。 この日のお千度の儀では、今年の稚児を務める小学6年の西川雅基さん(11)らが白塗りの化粧をし、本殿でおはらいを受けた後、本殿の周りを時計回りに3周歩いた。これで千回参拝したことになるという。 山鉾巡行の前祭は17日、後祭は24日に行われる。(西崎啓太朗)
朝日新聞社