【RIZIN】新王者クレベル「相手が誰でも防衛する」善戦のYA-MANを高評価、朝倉未来&平本蓮も「重要なファイター」
■『RIZIN DECADE』(31日・さいたまスーパーアリーナ) 第14試合のフェザー級タイトルマッチで王者の鈴木千裕に勝利し、再びベルトを獲得した新王者のクレベル・コイケが、ベルト奪還の喜びと防衛への決意を語った。 【インタビュー動画】新王者クレベル「相手が誰でも防衛する」善戦のYA-MANを高評価 クレベルは1年半前に初防衛戦で規定体重の66キロを400グラムオーバーし、ベルトを剥奪された。その後に金原正徳に敗れたものの斎藤裕、フアン・アーチュレッタに連続一本勝ちして完全復活し、10回目の大みそかRIZINの記念すべき舞台のメインイベントで鈴木を3ラウンドにわたってグラウンドで圧倒し、判定3-0で勝利。第3代に続いて第6代フェザー級王者に返り咲いた。 「うれしいです。1年半待って、やっと戻ってきました。チャンピオンに戻れて本当に感無量です」と試合後の心境を明かし、「彼は以前より経験を積み、自信を持って臨んできました。特にポジションのディフェンスが非常に上手でした」と鈴木の成長ぶりを評価した。 この一戦は「とても難しい試合でした。もし負けるとしたら、自分自身に負けると思っていました。今回はしっかり準備ができていましたし、メンタル面では絶対に負けないという気持ちで臨みました」と振り返り、前回のチャンピオンのときはできなかった「ベルトの防衛をしたい」と2025年の目標を掲げた。 ヴガール・ケラモフが早くも挑戦者に名乗りを上げたが「試合が決まるかはRIZINの運営次第です」と自らは挑戦者を指名しないが、「相手が誰であろうと試合を受ける準備はできています」と拒否することもしない。 RIZINフェザー級は混沌とした状況にあるなかで、「私は個人的な名前を出して褒めるタイプじゃないですが、今日のYA-MAN選手は非常に素晴らしい試合をしたと思います」と強豪ファターのカルシャガ・ダウトベックに判定負けしたものの、一歩も引かずに殴りあったYA-MANを評価した。 一方、5月4日の『THE MATCH 2』(東京ドーム)で復帰し平本蓮と再戦する朝倉未来については「彼らの試合に価値を感じません。2人とも好きじゃないし、あれはフェイクベルト。本当のチャンピオンベルトは私が持っています」と強調。しかし「朝倉選手も平本選手もこの階級を盛り上げるために非常に重要なファイターです」と付け加えた。 そして、ベルトを奪われた鈴木についても「彼は若いしポテンシャルも十分にあるので、もう一度タイトルに挑戦してくると思う。この試合のためにすごく進化して、私のサブミッションのディフェンスが良くできていた」といつかの再戦の予感も持っているようだった。