大竹署

　7月31日午後10時15分ごろ、広島県大竹市小方の国道2号交差点で、大竹署のパトカーが追跡していたライトバンが、信号待ちをしていた車2台に相次いで衝突し、逃走した。同署によると、けが人はなかった。同署が山口県内の派遣社員の男（19）に任意で事情を聴いたところ、ライトバンを運転していたと認めたという。 　同署によると、事故の直前、パトカーの署員が赤信号を無視して走るライトバンを発見。停止を求めたが応じなかったため、赤色灯をつけてサイレンを鳴らし、数十メートル離れた状態で追跡した。ライトバンは、廿日市市の会社員男性（56）の乗用車に衝突後、約400メートル先の交差点で大竹市の会社員女性（20）の軽乗用車にぶつかった。 　同署は、周辺の防犯カメラの映像などから男を特定し、道交法違反（事故不申告など）の疑いで調べている。逃げた理由について「免許停止を免れるため」との趣旨の話をしているという。 　同署の富岡裕司次長は「現時点で追跡行為は適切だったと考えている」としている。