『モンハンワイルズ』ガンランスの新技・竜杭フルバーストに大興奮! メインミッション冒頭とマルチプレイに挑んでみた【TGS2024】
2024年9月26日~9月29日の4日間、千葉・幕張で開催される東京ゲームショウ2024(9月26日・27日はビジネスデイ)。 【記事の画像(10枚)を見る】 カプコンは、2025年2月28日に発売予定のプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、Steam向けソフト『モンスターハンターワイルズ』をプレイアブル出展していた。メインミッションの冒頭部分と、4人のマルチプレイでの試遊ができたので、その感触をお届けする。 太刀は赤ゲージ中のアクション増加で火力アップ。錬気ゲージ管理がより大事に メインミッションは、太刀をメインに使って体験してみた。物語の冒頭では、セクレトに乗ってバーラハーラの群れに追われる少女を助けるシーンからスタート。その後、少女の兄を探し、成り行きで大型モンスターのチャタカブラを狩猟することになる。ストーリー展開も気になるが、まずは太刀の感触を試したい。 チャタカブラと対峙して、まず感じたのは錬気ゲージの段階を上げるために重要な気刃斬りが使いやすくなった点だろう。いままで、その場でしか使えなかった気刃斬りが踏み込んでくり出せるようになったことで当てやすくなり、攻撃後の隙が少なくなったように感じられた。 従来作との大きな違いは、太刀の基本となる△ボタンの連打でくり出すコンボが縦斬り→縦斬り→逆袈裟斬り(以降くり返し)に変わってより強力になったこと。 モンスターの傷口を狙った集中弱点攻撃は、前方を突き刺した後に回転斬りを行う集中突き【無尽】。当てると錬気ゲージが1段階上がるので、積極的に狙っていきたい攻撃だと思う。 そのほか、錬気ゲージが赤のときにのみ使えるアクションもいくつか追加されているのを確認。赤ゲージのときは、△ボタンでの基本攻撃が手数の多い赤刃斬りに強化されるようだ。 さらに、気刃大回転斬り後にはもう一度回転斬りを行う赤刃旋転斬、太刀にとっていちばんの見せ場とも言える気刃兜割の後、新アクションの錬気解放無双斬りをくり出せる。火力がアップし、より広範囲に攻撃できるようになっていた。 なお、錬気解放無双斬りはくり出すと錬気ゲージが1段階下がる模様。気刃兜割と合わせると、ゲージが2段階下がってしまうため、ここぞという場面で使っていきたい。 新アクションをひと通り試した感触としては、コンボの幅が広がったことで使いやすくなった反面、ゲージ管理がより大事な武器種となっている印象。モンスターの攻撃を覚えて、そこに見切り斬りや居合抜刀斬りを上手く合わせてゲージを維持することが大切となるだろう。 Text by けんけん 新技・竜杭フルバーストに大興奮! より気持ちよくなったガンランスを使ってみた 今回体験できたのは、ドシャグマの狩猟クエストによる4人マルチプレイ……ではあったが、クエストの内容自体は先だって行われた。gamescom2024出展バージョンと同等な内容。そのままクエストクリアを目指すのではなく、まずは同じフィールド内を回遊している海竜種バーラハーラを討伐してみようということになった。 武器はガンランスを使用。各種砲撃性能を備えたロマン溢れるナイスな武器だ。新アクションとして“竜杭フルバースト”が追加されており、こちらを重点的に狙っていくことにする。 フィールドは隔ての砂原。どうやらバーラハーラは2体いるようで、そのうちの1体にピンを付けて追い続けていく。 肝心のガンランスだが、基本的な動作やアクションはこれまでのシリーズに準じつつ、溜め砲撃が溜め時間の長さに応じて砲撃用の砲弾を消費するタイプに。竜撃砲は冷却時間がなくなり、時間経過や攻撃で回復する竜撃ゲージを消費して撃つ技になっているなど、さまざまな部分で変更が加えられているようだ。 そして新技の竜杭フルバースト。こちらは砲弾、竜杭弾をすべて消費して超強力なフルバーストをぶちかます大技。なぎ払いからのみ連係して出せるようで、きちんとモンスターの隙をついて狙っていく必要がありそう。 セクレトに乗って追いかけ、ようやくバーラハーラと対峙。砂の海を縦横無尽に泳ぎ回るため、適当に攻撃しているとすぐに間合いを離され、いいように弄ばれてしまう。幸い各種攻撃後は明確な隙があるようなので、そこを突いて突きや砲撃を狙っていく。 うねるような動きで岩に上ったり、砂中に潜りながら移動するさまはオロミドロやジュラトドスを思わせる。仲間が仕掛けた落とし穴にはまったバーラハーラをみんなで集中攻撃していると、バーラハーラは弱って巣へと移動を始めた。やはりマルチプレイだとモンスターのターゲットが散るうえに罠系アイテムによる連係もとれるので、立ち回りがしやすく、そして楽しい。これこそが『モンハン』の醍醐味だろう。 首尾よくバーラハーラを討伐した後、どうせならこのままドシャグマも狩猟してみようとなり、ターゲットのもとへ急ぐ(というか、それが本来の目的ではあるが)。仲間ともどもうまく連係は取れていたと感じたが、残念ながら時間切れとなり、試遊終了。 短時間ではあったが、『モンハン』ならではの楽しさとおもしろさを味わえ、充実した時間を過ごせた。ドシャグマの狩猟までは叶わなかったのは若干心残りだが、もともと目的から外れた遊びかたをしていたのでやむなし。 また、ガンランスの使用感はかなりよかったことも追記しておきたい。とにかく竜杭フルバーストが気持ちよく、執拗に狙ってしまった。竜撃砲も竜撃ゲージの存在のおかげで気軽に撃てるのも好感触。この辺の技が専用スキル関連でどのように変化&パワーアップするのかも気になるところだ。 Text by ぽんきち ライトボウガンは"速射”の仕様が変わったものの手触りは大きく変わらず。集中モードの射撃が超気持ちいい! マルチプレイ試遊で自分はライトボウガンを使用。結論から言うと、"速射”がゲージを消費するアクションになるなどの調整が加えられているが、手触り自体は従来作品と大きく変わらずといったところ。遠距離から射撃をしつつ、軽快な動きで敵の攻撃を回避する。そんなライトボウガンらしい狩猟が堪能できた。 本作では“速射”の仕様に変更が加えられている。ざっくりと説明すると、ライトボウガンには通常モードと速射モードのふたつが用意されていて、速射は速射モード時にゲージを消費してくり出すアクションになっているのだ。 ゲージは通常モード中に回復していくほか、射撃をヒットさせることでも回復。ゲージがあるときは速射モード、ないときは通常モードというように、ふたつのモードを切り替えながら狩猟するのが基本となるだろう。 これまでのように制限なく速射ができなくなったが、どのタイミングでモードを切り替えて攻撃するかの判断が重要になったイメージ。実際にライトボウガンで狩猟してみて、「速射が使いづらくなった」「機能が制限された」という感覚よりは、「新しい遊びが追加された」という感覚が強かった。 なお、ライトボウガンには“チェイスショット”という新アクションも追加されている。これは射撃後に〇ボタンを押すと追加で射撃を行うというもの。今回の試遊時間が限られていたため、詳しい性能は調べられなかったが、プレイフィール的には弓の溜め攻撃後の曲射のようなイメージ。ヒット時に速射ゲージ上昇量が多いという利点はあるものの、生じる隙が結構大きくて、使いどころを考えないと手痛い反撃を食らいそう。 集中モード中は、狙った箇所に強力な一撃を放つことができるが、ボタンを押してから射撃されるまでの予備動作が長く、射撃後も大きくのけぞるなど、大きな隙が生じてしまう。そのぶんヒットしたときの威力は絶大で、とくに赤いハイライトで表示される弱点がむき出しになった箇所にヒットしたときは、かなりのダメージを与えられた。 速射の仕様の変更があったものの、手触りは大きく変わらず、新しい遊びが追加されたライトボウガン。効率よくダメージを出すには、これまで以上にモンスターの行動を見ての判断が重要になりそうなイメージ。まだまだ検証不足な点だらけなので、早く製品版を遊びたい! Text by バーボン津川