鈴木知事が静岡県議会初の質問戦 最大会派・自民改革会議と“対立”でなく“協調”か
鈴木康友 知事: 東海道新幹線沿線の活性化策として停車本数増加や静岡空港新駅設置をあげています。 停車本数については沿線市町の意見も聞き、地域特性やニーズを踏まえ具体的ダイヤなどJR東海と対話を進める
浜松新野球場建設について
自民改革会議・相坂摂治 代表: 遠州灘海浜公園の整備に関する知事の方針を聞きます。 遠州灘海浜公園の整備は知事選でも大きな争点の一つとして注目を集め、知事選が“地域戦”と言われた背景になっていました。今後はどのような手順とスケジュールで議論を進めていくのか
鈴木康友 知事: 野球場の規模・構造を3案記した基本計画を本議会で示します。議会に理解をもらえれば、用地の取得に向けて手続きを進めます。県と浜松市、民間で新たな協議会を設置し、全体的な利活用の構想を検討しながら野球場の規模・構造を絞り込んでいきたい
相坂代表の質問とそれに対する鈴木知事の回答についてです。 まずリニア開通による静岡県のメリットとしては新幹線停車本数の増加と空港新駅について引き続きJR東海と協議を続けていきたいとしています。また水問題や生態系などの問題がクリアされて一定の理解を得られたら政治的決断を下すとしています。 新野球場については基本計画を県議会に示し、それから県・浜松市・民間で協議会を設置し、利活用について検討しながら規模や構造を絞り込んでいきたいと答えていました。
財政改革について
そして24日は自民改革会議の他に第2会派の「ふじのくに県民クラブ」の田口会長も質問に立ちました。こちらの会派は知事選で鈴木知事を支援していた会派です。 選挙期間中に鈴木知事が浜松市長時代の実績として掲げていた行政改革について質問が出ました。 鈴木知事は「16年間で浜松市の借金を1315億円削減した」と主張していましたが、県政ではどう考えているのでしょうか。
ふじのくに県民クラブ・田口 章 会長: わが会派はここ数年、事業の廃止・ 見直しを提案している。一度始めた事業はなかなか廃止や見直しできず、危機感を持っています。新たな視点で「選択と集中」を行い県事業の見直しをして欲しい。県財政の状況を踏まえ、どう財政健全化に取り組むのか