手際よく冬支度 富山県の高岡古城公園で雪囲い
冬の到来を前に、富山県高岡市の高岡古城公園で1日、樹木を雪の重みから守る雪囲いと雪つりの作業が本格的に始まり、造園業者が竹や縄を組み合わせて降雪に備えた。作業は12月10日ごろまで続く。 園内には約3万本の樹木があり、そのうちマツやツゲ、ツツジなど約1500本を対象に行う。同園の指定管理者、富山興業(高岡市博労本町)が担当する。 10月中旬から資材を園内各所に運ぶなど準備を進めてきた。この日は作業員約15人が「芯木つり」や「四つまたしぼり」などの手法で手際よく冬支度を進め、傷んだり古くなったりした樹木には補強を施した。 公園管理事務所の放生稔所長は「紅葉と雪囲いのマッチした風景を楽しんでもらいたい」と話した。