オリバー・ソルベルグが“フォーラムエイト・アワード”を連続受賞。サファリではタイヤのパンクから巻き返しWRC2クラス2位
3月28日から31日にかけて、アフリカのケニアで開催されたWRC世界ラリー選手権第3戦『サファリ・ラリー・ケニア』における“フォーラムエイト・WRC2モスト・ステージ・ウイン・アワード”の受賞者が決定。19ステージ中11本のステージでクラストップタイムを記録しWRC2クラス2位となったオリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(シュコダ・ファビアRSラリー2)に特製のトロフィーが授与された。ソルベルグ組の受賞は第2戦スウェーデンに続いて2度目となる。 【写真】ソルベルグ組に贈られた“英雄”の文字が輝く兜型のトロフィ フォーラムエイト・WRC2モスト・ステージ・ウイン・アワードは、WRC日本ラウンド『フォーラムエイト・ラリージャパン』をタイトルパートナーとしてサポートする株式会社フォーラムエイトにより設立されたもので、WRC2クラスでトップカテゴリーへのステップアップを目指す、将来有望な選手育成を目的としている。 元WRCチャンピオンのペター・ソルベルグを父に持つ22歳のソルベルグは、今回のサファリ・ラリーではデイ2の悪路にて2回のタイヤ交換を余儀なくされ、大きくタイムを失った。これにより首位を争うガス・グリーンスミス(シュコダ・ファビアRSラリー2)に大きなギャップを築かれることになったものの、その後ステージでクラストップタイムを連発。一時は3分51秒にまで拡がったタイム差を1分23秒まで縮め、グリーンスミスに続くWRC2クラス2位表彰台を手にした。 優勝した前戦ラリー・スウェーデンに続く同アワード受賞となったソルベルグは次のようにコメントしている。 「厳しい週末だったよ。でもラリーを終えて、このようなご褒美をもらえて嬉しいね。喜びもひとしおだ」 「ラリー・ケニアは1年でもっともクールなラリーのひとつだ。最大の冒険のひとつであり、もっとも難しいラリーのひとつでもある。2位は望んだ結果ではないけど、『モスト・ステージ・ウイン』というかっこいい賞を受賞し、最高な雰囲気の素晴らしい週末になったよ」 [オートスポーツweb 2024年04月04日]