斎藤元彦氏の兵庫県知事再選受け、県議会に協調路線取る動き…不信任決議案の再提出に慎重意見広がる
17日に投開票された兵庫県知事選で、再選を果たした前知事の斎藤元彦氏(47)は110万票超を獲得し、政党の推薦を受けた2021年の前回選(85万8782票)を大幅に上回った。 【写真】当選を決め、事務所を後にする斎藤さん
斎藤氏が再選されたことを受け、全会一致で斎藤氏の不信任を決議した県議会では、全面対決から一転して協調路線を取る動きが出始めている。斎藤氏に対して再度、不信任決議案を提出することは制度上できるが、斎藤氏が勝利したことで慎重意見が広がっており、県議会第2会派の維新の会の岸口実団長は取材に対し、「選挙で民意を得て再選された結果は真摯(しんし)に受け止めないといけない」と述べた。
一方、県議会の百条委員会は、斎藤氏の疑惑について調査を続ける。