78歳の祖父が「孫に渡すほうが得」と、毎年「100万円」を贈与してくれます。父に贈与しても「非課税」だと思うのですが、なぜ私なのでしょうか…?
暦年贈与を有効に活用したい
本記事では、祖父から、子ではなく孫に暦年贈与するメリットについて解説しました。祖父としては、法定相続人ではない孫に贈与することによって、「持ち戻し」におびえる必要がなくなります。 「持ち戻し」制度について把握した上で、各家庭それぞれの事情を考慮し、誰に贈与をするべきかを家族で話し合って判断しましょう。 また、贈与を行う際には祖父母の意思判断能力が重要となります。仮に、贈与を行う祖父母の意思判断能力が低下している場合、贈与が認められないことがあります。暦年贈与は、必要に応じて早めに行うとよいでしょう。 出典 国税庁 No.4408 贈与税の計算と税率(暦年課税) 国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合 財務省 令和5年度税制改正の大綱 執筆者:小林裕 FP1級技能士、宅地建物取引士、プライマリー・プライベートバンカー、事業承継・M&Aエキスパート
ファイナンシャルフィールド編集部