「多頭飼育問題」の対策は…秋田市でセミナー 飼い主の生活上の問題に“福祉”“動物愛護”担当者が連携を
秋田朝日放送
猫や犬の多頭飼育が全国的な社会問題となっています。解決に時間がかかっているケースもあることから秋田県内で初めてのセミナーが開かれました。 秋田市で20日開けれたセミナーには、秋田県や市町村、社会福祉協議会の職員が参加し猫や犬の多頭飼育問題にどう対応すべきか意見を交わしました。環境省の対策ガイドラインの策定にも携わった長野県の社会福祉士が過去に対応した事例をあげながら研修会など実際の取り組みを紹介しました。 多頭飼育には貧困やひきこもりなど飼い主の生活上の問題が複合的に絡んでいて「社会福祉」や「動物愛護」の担当者が個別に向き合う問題ではなく連携することの重要性を伝えました。県内で多いのは猫の多頭飼育で県に寄せられた苦情や相談は昨年度だけでおよそ50件ありました。対応にあたる職種を限定せず連携しより早い段階での対応が求められています。
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