一足早くアジサイ鮮やか 58品種を展示 20周年記念で、29日まで無料開園 出雲・しまね花の郷
出雲市西新町2丁目、しまね花の郷で、島根県オリジナル品種をはじめ計58品種350株のアジサイの展示が始まった。彩り豊かに咲く花が来場者を癒やしている。 通常、梅雨時期が見頃だが、母の日の贈り物に合わせ、ハウスで栽培した花を用意。花の郷のハウス室内をアジサイに包まれた空間に仕上げた。 全国的に有名になった島根県オリジナル品種が並び、2023年度の新品種で、白色の花が咲き進みながら全体が丸く盛り上がる「月うさぎ」も展示する。土の性質によってアジサイの花の色が違って成長する様子が分かる展示も設けた。 園内ではポピーやリナリアなど春の花も見頃を迎えている。アジサイを観賞していた出雲市の女性(75)は「花の彩りが豊かで、癒やされました」と話した。 しまね花の郷は24日に開園20周年を迎え、27~29日は無料で開園。岸真園長は感謝を示し「これまで来たことがない人にも魅力を知ってほしい」と呼びかけた。
アジサイの展示は5月12日までで、生産者直送の販売もある。