【楽天】フランコ先制打「暑いのが一番好き」今江敏晃監督「うちの象徴」粘ってつくった得点機に
<日本生命セ・パ交流戦:楽天3-0巨人>◇13日◇楽天モバイルパーク 楽天マイケル・フランコ内野手(31)が先制の殊勲打を放った。4回2死一、三塁で迎えた第2打席。1ボールから巨人の先発左腕、井上の外角133キロを引っ張り、中前へ運んだ。「甘い球がきたらいこうと思っていたから、いいバッティングができてよかったよ。藤井も頑張っていて、先に点を取ってあげたかったからね」。無失点投球を続けていた藤井も拍手を送った。 大砲がいるわけでも、大エースがいるわけでもない。11試合連続で4番に座る鈴木大と、5番渡辺佳は今季本塁打ゼロだ。だが2回も4回もこの2人が安打で出て、つなぎ、チャンスメークした。今江敏晃監督が「とにかくうちのチームの象徴」という粘りでコツコツつくった得点機を、下位に控える助っ人がここぞでかえした。14日にも交流戦初優勝が決まる。「暑いのが一番好き」と笑うフランコが、まだまだ夏を熱くする。