ゲイのユーチューバー「かずえちゃん」 立憲民主福井県連が参議院選挙で擁立へ LGBTQ+の理解促進へ意欲
2025年夏に見込まれる参議院選挙に向け、立憲民主党福井県連は、40代の男性ユーチューバーを擁立することを決めた。男性は自身がゲイであることを公表し「かずえちゃん」の通称でLGBTQ、性的少数者への理解活動を続けている。 立憲民主党福井県連が次期参議院選挙の候補者に擁立を決めたのは、ユーチューバー「かずえちゃん」こと藤原和士氏。藤原氏は会見で「小さな声を届けたい。小さな声を上げられない人もたくさんいると知ったので、それを届けたい」と抱負を語った。 藤原氏は福井市在住の42歳で、県立科学技術高校を卒業後、ウエディングプランナーや保険会社勤務を経て、30歳でカナダに留学。3年後に帰国し、動画配信や講演を通しLGBTQ、性的少数者への理解を深めてもらう活動などを行い、NPO法人の役員も務めている。 藤原氏は「LGBTQ+とひとくくりに語られるが、僕はその中でゲイの当事者で、トランスジェンダーやプラスの人のことを知らなかった。いろいろな生きづらさを抱えている人が、知らないだけでたくさんいることに気付かされた。一緒に変えていきたいと思うし、暮らしやすい福井、日本であってほしい」と語った。 立憲民主党福井県連は、参院選での野党共闘については、まずは国民民主党と話を進めたい考えを示した。 参議院選挙福井選挙区をめぐっては、現職で農林水産副大臣を務める滝波宏文氏が、自民党公認で立候補を予定している。
福井テレビ