三越伊勢丹、上海店を閉鎖 6月末で、中国の百貨店苦境で
【上海共同】三越伊勢丹ホールディングス(HD)は25日、中国・上海市内にある百貨店を6月末で閉鎖すると明らかにした。店舗の賃貸借契約の満了に伴う判断だと説明した。中国ではインターネット通販の拡大に加え、景気低迷も響いて近年は百貨店の閉鎖が相次いでいる。 中国企業に買われた「東芝ブランド」その後 19年
閉鎖する店舗「上海梅龍鎮伊勢丹」は1997年開業。高級店として一時は人気を集めたが、近年は赤字が続いてきた。 伊勢丹は中国で、2022年12月に成都市内の店舗が営業を終え、天津市内の2店舗も今年4月に閉鎖予定。上海店が閉鎖後、存続するのは天津市内の1店舗だけとなる。