相性次第でカップイン率が上がる!? あなたに合うパターのアライメントデザインはこれ!
ターゲットラインに合わせやすい、セットアップがしやすいなどの効果をもたらすのが、アライメントデザインというわけだ。堀越プロはこのデザインによって、構えるときの精神的負担も変わるという。どういうことなのか? 「アライメントデザインの相性は人それぞれ異なります。線が何本もあるとターゲットに合わせづらいと感じるゴルファーもいるからです。これってセットアップにおけるストレスでしかないんです。自分に合ったアライメントデザインが見つかれば、スッとセットアップしてアドレスできるので、精神的な不安も解消されるのです。 最近の米ツアーはネオマレットが主流になりつつあります。その理由のひとつがセットアップの再現性の高さにあります。ネオマレットは据わりがよく、ヘッドサイズが大きいため、線やドットといった意匠を工夫できます。セットアップのしやすさにも大きく貢献しているといえるでしょう」
アドレスしたときのボールの位置で適性が決まる
パットの成否を分けるアライメントでは、ターゲットに対してフェースの向きを合わせることが最重要課題となる。そこで今回、デザインの異なる最新パターモデルを用意し、堀越プロが試打。その特徴やどんなゴルファーに合うのかを分析してもらった。 「まずフェースを合わせるとは、どういうことか? 決めたラインに対してフェースを直角に合わせることです。アマチュアがミスして『ラインを間違えた』と言ったりしますが、その多くは決めたラインに打ち出せていません。つまりフェースの向きが合っていないのです。このアライメントはプロであってもズレることがあります。ですので、自分に合ったアライメントデザインを見つけるのは簡単ではありませんが、それを見極めるヒントはあります。それがアドレス時の目の位置です。 一般的なのは、目の下にボールがあるアドレスです。目の下にボールがあるということは、パターの芯で構えているのと同じです」
「もうひとつが目の下にネックがくるタイプです。ボールではないので、ボールがやや遠い構えになります。 目の下にネックがくるアドレスの人は、ターゲットラインに真っすぐ合わせやすいデザインが合う傾向があります。一方、目の下にボールがあるタイプは、直角に合わせやすいデザインや2ボールといった丸みのあるデザインが合う傾向があります。どちらも最終的には、自分が試打した結果で判断することが望ましいです。 またアライメントデザインを生かす、セットアップの条件も知っておくと役立ちます。基本はソールを接地させ、ライ角通りに構えることを意識しましょう」