インドの格付け見通し、「ポジティブ」に引き上げ-S&P
(ブルームバーグ): S&Pグローバル・レーティングは29日、インドの格付け見通しを「ポジティブ(強含み)」に引き上げた。従来は「安定的」だった。
発表資料によれば、S&Pは健全な経済ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)が今後2、3年の成長モメンタムを下支えすると予想している。
インドのソブリン信用格付けは、投資適格級として最も低い「BBB-」に据え置き。「総選挙の結果にかかわらず、経済改革と財政政策は幅広く継続されると見込まれる」ともS&Pは説明した。
S&Pの発表後、インド国債は値上がりし、10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の7%となった。
原題:S&P Raises India’s Rating Outlook to Positive on Strong Growth
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Anup Roy