高齢化進む山あいの集落に「ユニクロ」「JINS」…急務「買い物弱者」対策で静岡市が企画
荷台いっぱいに並べられていたパンは、販売開始から1時間も経たずに完売したといいます。パンが売り切れたことで、空いたスペースにやってきたのは静岡のブランド地鶏、「駿河シャモ」の焼き鳥を提供するお店です。
店主:「結構、人が集まって、にぎやかでいいと思う。「駿河シャモ」はスーパーなどには並んでいないので、なかなか食べる機会もないので、(地域の人にとっては)いいんじゃないですかね」 普段は飲食店やホテルなどに卸しているため、なかなかお目にかかることができない駿河シャモ。これもイベントならではです。 店主:「こういうイベントに出店して、初めて一般の人に食べてもらう。だから喜んでくれるとありがたい」
市担当者「地域の方々の交流の場所に」
きょうは一段と賑やかになった平野地区。地元住民を中心におよそ110人が利用しました。 静岡市中山間地振興課 竹澤昌利主査:「地域の方々から『こういう商品があってよかった』『買い物できてたのしかった』『日頃会えない方と会えてよかった』という話をいただいた。僕らも買い物だけではなくて、地域の方々の交流の場所としてやれるといいと思うので、ぜひ続けていきたい」 市の担当者は、住民の満足げな表情を見て手ごたえを感じる一方で今後の課題解決に向けても言及しました。 静岡市中山間地振興課 竹澤昌利主査:「中山間地域で暮らしていくうえで、いろんな機能が必要になる。その一つが買い物であったり移動であったり、そういった機能を市としてどう維持・利用していくかということをこれからも考えていかなければならない。」