６６、６９、７０周年に続く４度目の広島記念制覇となった松浦悠士

　玉野競輪で行われた広島競輪・開設７２周年記念ｉｎ玉野Ｇ３「ひろしまピースカップ」決勝が最終日の１５日、第１２Ｒで争われた。後ろ攻めから赤板で一気に叩いて主導権を奪い取った太田海也に乗った、松浦悠士（３４）＝広島・９８期＝が、後続の仕掛けに合わせて最終３コーナーから番手まくりを放って快勝。２２年以来４度目となる地元記念制覇で今年３度目、通算２２度目のＧ３優勝を果たした。単騎で中団から追い込んだ山田庸平が２着、松浦に続いた池田良が３着に入った。ＫＥＩＲＩＮグランプリ（３０日）を控えた新山は７着、ヤンググランプリ（２８日）を控える太田は８着だった。松浦の次回出走予定は、１９日に開幕するＧ３佐世保。 　松浦「今年は、僕らしい走りが全然できなかったが、競輪祭からいい走りができて、広島記念でもこうやって走れて良かった。本当に海也が頑張ってくれて、良さんも後ろで締めてくれたおかげで勝てたかと。（池田良は）僕が弱かった頃から取り組み方とか、考え方などいろいろと教えてくれた先輩なので一緒に確定板に乗れて良かった。今年はグランプリに出られなくて残念だし、みなさんの期待に応えられなかったのは申し訳なかったが、来年は自分らしい走りをしてタイトルを取ってグランプリに行きたいと思います」 　また、第９Ｒで行われた「２０２４年後期レインボーカップチャレンジファイナル」は、福田稔希（２２）＝栃木・１２５期＝が差して１着、２着に伊東佑晟（２２）＝三重・１２５期＝、３着に川上隆義（２４）＝栃木・１２５期＝が入り、１６日付でＡ級２班に特別昇班する。