【別府競輪(ナイター)FⅠ西スポ杯】0点で復帰した大ケガ明けの堀兼壽が開幕戦を制す「ニューフレームが流れた」
<6日・別府競輪・初日> <記者コラム・森川和也の追走一杯> 初日1RのA級予選は、右肩鎖関節脱臼と左腰部打撲で119日ぶりの実戦だった堀兼壽が番手抜け出し1着。欠場で直近4カ月成績が0点になったが、前期90.30点の実力者はものともしなかった。 レースは、中井勇介の後ろに都築巧が飛び付くと、野崎翼が隙を突いて鐘4角スパート。堀は踏み出しこそ車間が空いたものの1角で追い付くと、中井後位を取り切って捲る都築に合わせて、残し気味に抜け出した。 「久しぶりのレースだったから前との間合いが分からなかった」と追走には手間取ったが、「ニューフレームが流れる流れる」と十分な手応え。「準決は(一般戦に落ちる)7着だけは取らないように」といったんは控えめに話したが、ひと呼吸置くと「何とか2着に入りたいね」と決勝進出に向けてスイッチを入れていた。▼3Rは、丹波孝佑と堀越翔己の先行争いも十分。今度はタテ攻撃を出して、復調の度合いをまた一歩進める。6―134―1234。 ▼10R(中釜章成)予選は上がり11秒1の快速捲りで圧倒。7月当地のGⅢで優出しているだけに、FⅠの準決では負けられない。5―234―234。