ブラジル・アマゾン一帯の殺人率、全国平均大幅に上回る 調査報告
【AFP=時事】ブラジルのアマゾン熱帯雨林地帯での殺人率が全国平均を大きく上回ることを示した調査報告が11日、公表された。主に犯罪組織による縄張り争いが背景にあるとしている。 【写真】アマゾン熱帯雨林、幹線道路がもたらす開発と破壊 ブラジル 報告は、NGO「治安に関するブラジル・フォーラム(FBSP)」がまとめた。それによれば、同国のアマゾン一帯では2023年、8603件の殺人が確認された。10万人当たり32.3件で、全国平均22.8件を約42%上回っている。 FBSPは、アマゾンでの幹線道路開通と経済活動の活発化が暴力の増加と直接関係していると指摘。 組織犯罪として、麻薬密売や違法伐採をはじめとする違法な環境ビジネスを挙げている。【翻訳編集】 AFPBB News