来客布団は必要?60代シンプル暮らし夫婦が30年間「最低限の枚数」で生活して出た答え
60代からの心地いい暮らしのヒント。重くてかさばる布団の収納に、困っている人は多いのではないでしょうか。とくに来客用の布団は、使用頻度が低いのに場所をとってしまいがちですよね。YouTubeチャンネル「60歳からの幸せライフ」で発信するシンプル暮らしのコツが人気なライフさんが実践している、布団のもち方のコツを紹介します。 【写真】軽くて扱いやすい!ライフさん愛用の敷布団
「いつか使うかもしれない」客布団なら必要ないかも
布団に限らず「いつか使うかもしれない」と手元に残しておくことをあまりしないライフさん。来客布団は30年前に手放し、今現在自宅にある布団は、ライフさん夫婦と、2か月に1回帰ってくる息子さんの3人分だけ。いつか泊まりに来る「かもしれない」人のための布団はありません。 「わが家に泊まる人がいないのも理由のひとつです。みなさん終電前に帰宅するので、これまで客布団がなくても困りませんでした。ただ一度だけ、夫の友人が宿泊したことがありました。突然のことだったので用意をしていなかったのですが、ソファーと掛け布団を使用してもらい一晩を過ごしてもらいました」
掛け布団は季節を通して2枚だけ
ライフさんが使用するかけ布団は、薄い掛け布団と羽毛布団の2枚だけです。 「夏は薄い合掛けの羽毛布団を、冬は本掛けの羽毛布団を使います。寒い冬の夜は本掛け布団の上に合い掛け布団を敷くこともあります。羽毛布団は暖かいのでこの2枚だけで充分です。私は重いのが苦手なので、寝るときに圧迫感のない羽毛の軽さも気に入っています」
マットレスは使わないから出し入れもラク
敷布団には、羊毛の敷布団と敷きパッドを使用。重労働でもある布団を干しはしません。 「掛け布団同様、こちらも軽いのが気に入っています。軽いので、毎日の布団の出し入れも苦になりません。布団に湿気がこもったときには布団乾燥機を使います。そうすると、外に干したような気持ちのよい布団に」
布団に暖かさを感じなくなってきたら、手放すタイミング
高価な布団を処分するのは惜しいものですが、ライフさんは布団が傷んでいると感じたら、手放すことを考えます。 「昔義母に買っていただいた、ちょっといい毛布がありました。しかし何十年も使っていたため、劣化し毛布の一部がポロポロとほつれてきました。高価な毛布でしたので、ちょっともったいない気もしましたがタイミングだと思い手放しました」とライフさん。 「また、羽毛布団は質感が変わったときが替えどきだと思っています。お店の人から聞いた話ですが、羽毛に含まれている油分が抜けるとふわっとした暖かさが感じられなくなってくるそうです」 暖かさを感じなくなったときも手放しどきかもしれません。ライフさんの布団のもち方と手放し方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
八木ななみ