優れた企業サイトとWeb人を顕彰、第11回Webグランプリ贈賞式をDMIが開催
これまでの活動と実績に敬意を表するとともに今回の受賞とさせていただきます。
山口氏は、Web人大賞の受賞を受けて、次のようにコメントしている: ┌────────── 皆さん、本日はこのような栄えある賞をいただきましてありがとうございます。 振り返れば、マーケターとして30年近くやっております。 そのなかで、手法がどんどん変わって、特にデジタルになってから、本当に複雑になって、いろいろなマーケティングの手法をすべて理解することが難しいという状況のなか、このデジタルマーケティング業界のいろんな知見を持った方々に救われて、学ばせていただいてきました。 その学んだ知見を会社のなかで実践させていただいてきて、今はパナソニックコネクトのCMOとして、企業変革をドライブするためのマーケティングチームをリードさせていただいています。 これも、会社の知的な仲間たち、社員、同僚、そして、社長も含め、いろんな方がサポートしていただいているからだと思います。 「外の知見」と「その社内での実践」、そして「そのなかでできた成果」。これらを改めて皆さんに共有することによって、この日本のマーケティングのレベルが上がっていけば良いと心から思っています。 せっかくの受賞の機会なので、一つ皆さんにお伝えしたいことがあります。 それは私が本当にこの8年ほど、力を入れて取り組んでいったこと、これは「デジタル広告の健全化」です。 デジタルマーケティングの業界に救われてきた私だからこそ、やはり、この業界が健全であることを本当に切望しているのですが、残念ながら、日本においてデジタル広告の詐欺は年間で1300億円以上あると言われています。そしてその発生の割合は、世界の平均の2倍以上だと言われています。つまり、日本はデジタル広告詐欺のターゲット・狩り場となっていると言われています。 こういう問題は、広告主だけではなく、業界団体すべてが連携して挑まないと解決しないものだと思っています。 今私も、日本アドバタイザーズ協会デジタルメディア委員会の委員長として、経産省も含めて連携してこの問題に挑んでおります。ぜひ皆さんにも、この問題に関して改めて注目していただき、自社でどういうアクションをできるか考えていただくきっかけになれば、大変嬉しいと思います。 本日は、ありがとうございます。 └────────── ■ Web人賞