シドニーの名所ハーバーブリッジで超絶スタント! 『フォールガイ』本編映像公開
公開中の映画『フォールガイ』より、本編映像が公開された。 本作は、80年代のテレビドラマ『俺たち賞金稼ぎ!!フォール・ガイ』から題材を得た作品で、ハリウッドで自身もスタントマンとして活躍していたデヴィッド・リーチ監督による、あらゆるスタント技術を詰め込んだリアリティ溢れるアクション映画だ。 【動画】『フォールガイ』本編映像【ブリッジファイト】 公開されたのは、シドニーの名所、ハーバーブリッジを舞台に規格外なスケールで撮影された本編映像。撮影現場から突如姿を消したアクションスター、トム・ライダー(アーロン・テイラー=ジョンソン)失踪事件の重要な証拠を盗んだ悪党を追う主人公・コルト(ライアン・ゴズリング)は、ハーバーブリッジの上でごみ収集車に引きずられながらも持ち前のフィジカルと格闘スキルを駆使して決死の追跡を続けていた。 一方、そんなトラブルに巻き込まれていることは知る由もない元カノのジョディ(エミリー・ブラント)はカラオケバーでコルトの到着を待つも、一向に現れない彼に対し、すれ違う自身らの現状を表現するかのように、フィル・コリンズの往年の名曲「Against All Odds (Take a Look At Me Now)」を熱唱する。お店の外の大通りでは、街を破壊しながら進んでいく車の中で争うコルトの姿が一瞬映るが、当然気が付くわけもなく……。果たしてコルトはこの絶体絶命の窮地を抜け出すことができるのか。そして、コルトとジョディのすれ違いは無事解消されるのか。アクション・ロマンス共に続きが気になる映像となっている。 シドニーきっての名所を皮切りに、車上アクションが繰り広げられる本映像だが、撮影はチームワークと技術の賜物といえるものだった。大規模なシーンはスタジオなどでブルースクリーンを用いて撮影するのが通例だが、スタントチームは今回、実際のロケーションで撮影を敢行することにこだわった。その結果、全長約1149メートルのハーバーブリッジを封鎖して撮影を行ったという。限られた時間のなかで行う必要があったため、スタントチームのスタッフは車担当チーム及び特殊効果チームと密に連携を取りながら、事前に大量の時間を割いてさまざまなシナリオを想定したそう。 また、ハーバーブリッジからシドニー市内までのシークエンスには50人ものスタントドライバーが参加しており、スタッフのたゆまぬ努力の結果、驚異のチェイスシーンが完成した。 なお、映像冒頭から映し出されるコルトがごみ収集車で引きずられているシーンは、ゴズリングが実際にスタントを行っているが、撮影当時のことについてゴズリングは「朝6時にこのスタントの予定が組まれていたから、やっている最中はひどく疲れていたんだ。だから終わった後にすぐに帰宅して眠りについた。目覚めた時には『あれは奇妙な夢だったのか? それとも悪夢?』って混乱したよ」と本シーンへの参加を冗談交じりに回顧している。 <作品情報> 『フォールガイ』 公開中