【卓球】春季関東学生リーグ1部は男女ともに専修大が優勝!
5月9日よりスタートした関東学生リーグ男女1部が閉幕。男女ともに専修大が優勝し、男子は5シーズンぶり(中断期間を除く)31回目の優勝、女子は3シーズンぶり44回目の優勝となった。 男子は最終日まで専修大、日本大、明治大の優勝の可能性が残る大激戦に。専修大は第5戦で日本大に、明治大は第6戦で専修大に敗れているため、この2校が優勝するためには明治大がここまで全勝中の日本大に勝利するのが絶対条件だった。 先に試合を終わらせたのは専修大。4季連続で敗れている早稲田大に対し、1番を奪われる苦しいスタート。しかし、2番の田中が勝利すると、ルーキーの木塚と4年生の野田が単複で3点をあげる活躍を見せ、宿敵である早稲田大を退けた。 一方の日本大と明治大の戦いは、日本大が4-3で勝利した昨秋に続き大激戦に。 日本大は吉山と小林が単複で勝利をあげるも、明治大も飯村、手塚、木方が勝利して勝負の行方は7番へ。明治大は山本、日本大は昨年の混合団体W杯にチャイニーズタイペイ代表として出場した留学生・王晨又を起用。試合前半は王晨又のミスも重なり山本が2ゲームを先取。しかし、王晨又が徐々にミスを修正すると、ラリーでも優位に立つ場面が増え、2ゲームを取り返して勝負はフルゲームに。最終ゲームは3-3となった場面から山本が一気にリードを広げると、最後まで攻撃の手を緩めることなく見事勝利。明治大が昨秋のリベンジを果たした。 この結果から、専修大、日本大、明治大が6勝1敗で並んだが、得失点の差で専修大が優勝をつかみ取った。 「優勝できて本当にうれしいです。自力優勝の可能性はなかったので、(最終2戦は)結果を求めるのではなく、今までやってきたことを出し切ろうという話をしていました。その気持ちがあったから明治大にも向かっていくことができたし、4期連続で負けている早稲田大にも勝つことができました。最後までやり切ることができたんじゃないかなと思います。 新人戦もシングルスとダブルスを優勝することができましたが、ダブルスで優勝した坂本、3位の木谷や荒井は今回ベンチには入れませんでした。でも、そういう選手たちが頑張って結果を出してくれたおかげでチームに勢いがついて、リーグ戦優勝につながったのではないかなと思います」(高宮監督)。 女子も専修大がチーム力の高さを見せつけ44回目の頂点に。加藤監督が「一番怖かった」という初戦の筑波大戦を4-1で乗り切ると、その後も着実に勝利を積み重ねる。「オーダーが外れた」という中央大との優勝決定戦では、1番を奪われるも、2番でルーキーの首藤が相手エースの枝廣を下す金星をあげると、その勢いのまま4-1で勝利して3シーズンぶりの優勝が決定。最終戦も気を抜かずに日本大にきっちりと勝利し、見事完全優勝を果たした。 「もちろん優勝を目指していたんですけど、必ず優勝できる保証はなかったので選手たちが頑張ってくれました。 初戦が筑波大で、1番怖い試合でもあったのでオーダーをものすごく考えました。中央大戦では、オーダーを見た瞬間正直負けるかもと思いました。相性の悪い選手同士が当たったりして厳しかったですが、逆にチャレンジャーとして臨むことができたのが良かったのかなと思います。 これからインカレや秋リーグがあるので、優勝を目指して頑張っていきたいと思います」(加藤監督)