第93回選抜高校野球 一夜明け練習に汗 センバツ出場決定、京都国際 /京都
センバツ出場決定から一夜明けた30日、京都国際の選手たちは京都市東山区の同校グラウンドで、甲子園に向けた練習を開始した。 選手たちは午前8時40分に集合。ウオーミングアップ後、キャッチボールなどに移った。シートノックでは小牧憲継監督がバットを持ち、「甲子園に出てくるチームのランナーは、これまで以上に足が速くなる」と想定し、野手の素早い送球を求めた。緩慢な動きには「なにしとんねん、打球よく見ろ!」と選手間で注意し合う声が飛び交っていた。 山口吟太(ぎんた)主将は「いつも通り」を心掛け練習に臨んだが、普段はなかった連携プレーのミスが目立つなど、ナインが緊張しているのを肌で感じた。「自分も一晩寝てから、ようやくセンバツ出場の実感が湧いてきた。この緊張感に慣れ、今日の練習で出た課題は明日から直していきたい」と気を引き締めた。【中島怜子】 〔京都版〕