広島・上本 巻き返しに向け「考え方をガラッと変えていこうかなと」 5年ぶり減俸で意識改革に着手
広島・上本が、広島市南区の球団事務所で契約更改交渉に臨み、400万円減の年俸3700万円でサインした。来季13年目を迎える34歳は、現状打破を期して、若手の壁となる覚悟を示した。 「数字が全てだと思う。この秋も、若い選手が結構きつい練習をやっていて、映像でも見ている。僕ら中堅、ベテランが壁になれるようにしたい」 今季は62試合の出場で、打率・209、0本塁打、7打点だった。昨季67試合だった先発出場も27試合に減少。持ち味のユーティリティー性を生かせず、5年ぶりの減俸となった。巻き返しに向け、「考え方をガラッと変えていこうかなと思っている。野球に対する考え方と、もう少し自分のために頑張ろうと思う」と意識改革に着手する。オフは例年通り、広島県福山市で単独で自主トレ予定。チームの世代交代が進む中で真価を示す。