ガソリン補助の縮小開始 5円程度値上がりへ 経産省
経済産業省は18日、ガソリン価格の抑制策として石油元売り会社に支給している補助金が、19日から1リットル当たり2円20銭減の12円70銭になると発表した。 同日から補助金の段階的縮小が始まるためで、現状175円程度の店頭小売価格は今後5円程度値上がりする見通しだ。 現行制度は、ガソリンが基準価格の168円を超えると、185円までは6割、それ以上は全額補助。19日以降は6割の補助率を3割に減らし、来月16日からは185円までの補助をなくす。 給油所には一定の在庫があり、店頭価格への反映には時間がかかる。小売価格は今後2~3週間かけて180円に、2月中旬ごろには185円に向かうとみられ、家計の負担は避けられない。