国内のネトフリ会員数1千万人超え、「シティーハンター」「地面師たち」など日本発作品で会員数拡大
米動画配信大手・ネットフリックスは4日、日本国内の会員数が6月末で1000万人を超えたことを明らかにした。同社は2015年の日本市場参入から5年間で500万人を記録していた。
同社は近年、独自作の制作に力を入れ、今年は日本発の作品でも、人気漫画の実写版映画「シティーハンター」、地面師詐欺事件をモデルとした「地面師たち」、女子プロレスの世界を描いた「極悪女王」などを配信。会員数を拡大してきた。
国内で展開する動画配信サービスでは、シェア(占有率)が高い「U―NEXT」の会員数は8月末で約444万人。Amazonプライムビデオは会員数を公表していない。
ネットフリックスの坂本和隆コンテンツ部門バイス・プレジデントは「日本は会員数が順調に伸びているが、テレビの総視聴時間の中ではわずかなので、今後さらに成長していきたい」と話している。同社の全世界の会員数は、今年9月末時点で約2億8000万人。