那覇にブルーインパルス 曲技も、県が安全管理要請
航空自衛隊那覇基地(那覇市)で10日、航空祭が開かれ、空自のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」6機が背面飛行などの曲技を披露した。空自によると、1996年に現在の機種に変更後、沖縄本島での曲技飛行は初めて。沖縄県は曲技に対する市民からの反対意見もあるとして11月、安全管理の徹底などを同基地に要請していた。 10日午前11時ごろ、白地に青で塗装したT4練習機がごう音とともに基地を離陸。垂直に上昇したり、スモークで空にハートを描いたりした。観客は歓声を上げながら拍手した。家族で訪れた同県豊見城市の小学2年上原澄晴君(8)は「格好よかった」と笑顔だった。