スペック最強は誰だ!? 日本代表、能力値ランキング19位。足元に不安? 欧州で成長も、序列は低め
北朝鮮代表とのFIFAワールドカップ26アジア2次予選に臨むサッカー日本代表のメンバーが14日に発表された。サッカーという競技の特性上、彼らの能力を数値化するのは極めて困難であることを承知の上で、今季のスタッツを分析し、5項目に分類して数値化を試みた。ここでは日本代表メンバーの能力値をランキング形式で紹介する。(成績、市場価値は『transfermarkt』を参照。発表時のメンバーが対象)
19位:渡辺剛(ヘント/ベルギー) 生年月日:1997年2月5日 市場価値:600万ユーロ(約8.4億円) 23/24リーグ戦成績:26試合2得点3アシスト 日本代表通算成績:3試合0得点0アシスト クラブレベルで見ると、渡辺剛は順当にステップアップしている。2022年1月にFC東京からベルギーのコルトレイクへと移籍を果たすと、その活躍を受けて国内リーグでの評価がアップ。今シーズンからは名門ヘントへと移籍し、新天地でも不動のポジションを掴んでいる。 そんな渡辺の最大の魅力は186cm、78kgという恵まれた体格を活かした「フィジカル」能力の高さだろう。ベルギーでプレーする大きなFW相手にも簡単に当たり負けすることなく、逆に打点の高いヘッドで競り勝つシーンも多い。「フィジカル」の能力値が「82.3」、「守備」は「74.6」といずれも精鋭揃いの日本代表でもトップクラスの数値だ。 一方でレギュラーの冨安健洋や板倉滉と比較をすると、ビルドアップ面での貢献度は低い。明確な弱点とまでは言わないが、「スキル」は今回のメンバーでワーストの「52.7」と、最終ラインから攻撃を組み立てるチームのCBには向いている選手とは言えない。実際にAFCアジアカップ2023でも代表メンバーに入りながら出場したのはインドネシア代表とのグループリーグ第3節の8分間のみと、森保一監督の中での序列もあまり高くはない。
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